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ICL治療で眼内に挿入するレンズは手入れやメンテナンスが不要の優れものです。つまりレンズは患者さんにとって一生もの。手術前にしっかり検査を行って、安全かつ患者さんに合った度数やサイズにしなければなりません。ここではICL治療に伴う検査の重要性について説明します。
ICL治療を受けるにあたっては、まず治療が可能かどうかの適用検査を行います。検査は以下のような内容です。
適用検査の結果で治療が可能と判断されたら、次は術前検査を行います。検査は以下のような内容です。
また、治療で挿入するレンズの度数やサイズを決定するため、適用検査の内容に加えて以下のような検査を行います。
手術前には検査データの再検証を行います。他覚的屈折検査や自覚的屈折検査を改めて実施し、適用検査で得られたデータと比較して問題ないことを確認します。
このように精密で幅広い検査結果をもとに、ICLレンズの度数やサイズが最終決定されます。
適用検査や術前検査にあたっては、コンタクトレンズの装着を一定期間中止する必要があります。また、検査に要する目薬の影響で一時的に目が見えにくくなりますので、車やバイクで通院することは控えなければなりません。公共交通機関やタクシーなどを利用して通院するようにしましょう。
ICL治療で挿入するレンズは一生ものですので、適用検査や術前検査は一連の治療における非常に重要なプロセスとなります。治療を受けるクリニックを選ぶ際には、こうした検査をきちんと行ってくれるか、項目数は豊富かなどをひとつの基準とするべきです。
検査が充実しているクリニックであれば、公式ホームページにしっかりと明記されているでしょう。そこも目安にできるポイントです。